ほぼ日 5DW


5DWメンズショップイシカワ」は、お世話になっているスタイリストの石川顕さんが、店主としてプロデュース&セレクトした商品が並ぶお店。

先日発売した限定アイテムは、ご好評いただき完売しましたが、特集記事を掲載いただいています。
お財布のこと、サコッシュこと、石川さんとのこと。
ほぼ日さんのサイト、ぜひチェックしてみてください。

https://www.1101.com/store/5dw/journal/rhythmos/2023-12-13.html

5DW

スタイリストとして活躍する石川顕(いしかわ・あきら)さんのお店がオープンします!まずは「生活のたのしみ展」で。
その名も『メンズショップイシカワ』。
石川さんは店主で、プロデューサーで、バイヤー。全部で22のブランドと一緒につくったアイテムが揃う「5DW」の洋服や雑貨がメインです。メンズショップとうたっていますが、誰にとっても「ほしいもの」が見つかります。

RHYTHMOSからも、5DW仕様のアイテムをセレクトしていただきました。ここでしか手に入らない特別仕様。
生活のたのしみ展は4月29日より!

https://www.1101.com/store/5dw/journal/seikatsunotanoshimi/index.html

Season’s color 2023SS/mirage release

4月に入り、明日から新生活!という方も多いのではないでしょうか?リュトモスも久しぶりにスタッフの募集を開始しました。不安と期待が入り混じる桜の季節ですね。良い出会いがありますように。

さて、そんな中、2023/SS限定カラー「mirage」の発売日が決まりました!昨年9月の発表以来、楽しみにお待ちいただいている方もいらっしゃるかと思います。

ミラージュは、ブラウンのレザーをベースに、表面にホワイトワックスを噴霧した特殊な素材で、使い込むと共にワックスが少しづつ薄くなり、下地のブラウンの革がツヤを増しながら表れます。

革製品は、使う人や年数、環境によって、その人だけの唯一無二な表情を見せてくれます。砂漠などで見る蜃気楼もまた、光の屈折などで、同じものは一つとして存在しないと言われます。感染症の収束が共に見えてきたおぼろげな未来に、そんな二つのイメージを重ねあわせた春夏限定カラー、店頭に並んだ際は、ぜひ手にとってご覧ください。

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【mirage発売日】
4月14日(金)←鹿児島のshop
4月22日(土)←全国のお取扱店

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▷season’s color /mirage
2023年春
Zip(L)(S)、Flap(L)(S)、Roll(L)(M)(S)、Box(L)(S)
Panino、Pinch、Visit、Pit、Penna、
Tag、Bundle、Latte、Lunch (L)(S)、Tall (L)(S)
※新作Sack (L)(S)、※新作Canoe (L)(W)(S)

●お取扱店によって展開アイテムは異なります。
●お届け予定店舗
Araheam /鹿児島
SONNE/宮崎
ぶどうのたね /福岡
organ/福岡
漂泊/香川
dieci/大阪
vokko/滋賀
soup./愛知
raum/岩手
Less北海道

shop info


「2月は逃げる」とはよく言ったものだと毎年のように思いますが、今年の2月はイレギュラーなお仕事も多く、黙々と製作に集中するうちに、あっという間に過ぎ去り、気づけば今日から3月。
今日の鹿児島は、春をすぐそこに感じる暖かさでした。

そんな先月のお仕事のひとつ。友人のアーティストCALMAの岡本亮くんが、松本建築芸術祭に参加するという事で作品づくりのお手伝い。RIMOWAのスーツケースに、革をピッタリと貼り込んだ作品は、今回で4度目の展示。毎回少しずつ数が増え、展示のパワーも増しています。

他にも盛りだくさんの2月だったので、少しずつご紹介できればと思います。
そして、ヨンナナキャラバン(47CARAVAN)シーズン2もようやくスケジュールが決まり、今年は4月からスタートし9県を巡回予定!2023S/S限定カラーのMirage/ミラージュも4月にリリース予定!と、これまた春も盛りだくさんですが、こちらの詳細も改めてお知らせしますね。
ちなみに「3月は去る」とも言うらしいので、置いて行かれないように頑張ります。

Limited Color

ashも無事に終わり、お店も通常営業に戻っています。2021年も残り3週間。この時期になるとクリスマスムードのせいか、赤い色が目に飛び込んできます。
鹿児島のshopのみで展開している深いレッドは、落ち着いた大人の赤。使い込むと熟成したワインのような色合いにエイジングしていきます。空気は冷たいですが、ここ数日はお天気も良さそうなので、週末のお出掛けに是非お立ち寄り下さい。

NEW TRIBE WALLET


鹿児島は全国でもトップクラスの畜産県。
その鹿児島で、動物から素材を分けてもらっている僕が、ずっと前から取り組みたかったことのひとつ。

それは「鹿児島県産の牛や豚の皮を”革”として加工してレザーアイテムを作る」という事。

周囲からもよく言われていたのですが、これが実は簡単ではないのです。
その理由を説明すると長く難しくなってしまうのですが、
簡単にいうと、流通経路が決まっていて立ち入る余地がなかったり、
少量の原皮を引き受けてくれるタンナー(なめし業者)さんがなかったり。

その現状の中で、どうにかできないものかと今現在も模索中で、
一応、そういった取り組みを支援する仕組みがない事もないのですが、
生産者さんやタンナーさん、問屋さんなどにも相談しながら、
ここ数年の間に、オリジナルな取り組みを実現したいと思っています。

そんな中、昨年ひょんなきっかけで鹿児島黒豚を使った試作革を友人経由で手に入れました。

その素材をどう生かすべきかを悩んでいたのですが、ふと思いついたのが、
大島紬で有名な奄美大島で行われている天然の染色方法”泥染め”。

というのも、奄美の伝統技術である泥染めを新たな価値観で表現する、
金井工芸の若き染色家・金井志人という友人がいること。
そして、僕の持つ知識から”ヌメ革は泥染めに向いている”という確証があったから。

泥染めは単に泥の色が付くのではなく、化学反応を利用したもの。
まず生地(大島紬の場合はシルクの糸)を車輪梅の煮汁で褐色に染め、
それを泥田につけ込み、車輪梅に含まれるタンニンと泥に含まれる鉄分を反応させ、
その工程を何度も繰り返しながら徐々に黒く染め上げて行く技法。

この原理は、あまり一般的には知られていないかも知れないけれど、
僕は革という素材を通じてそれを経験として知っていました。

というのも、一般にヌメ革と呼ばれるものは”植物タンニンなめし”と言われる、
木の樹皮から抽出したタンニン成分を利用して鞣されています。
その結果、革には多くのタンニンが含まれているので、鉄分と反応しやすいのです。

たまに、見た目にはキレイだった革の表面に、後から黒点が浮き出てくることがあるんです。
その原因は、革の表面に付着していたり、繊維の中に混入した鉄粉。
これは、革の製作工程で厚みを調整する際に使用した刃物の研ぎカスが付着したり、
牛が牧場の鉄柵で怪我をした際に皮膚に混入したものが残っていたりするもの。

そのままでは反応しない事が多いのですが、そこに水分が加わることで反応を起こします。
製作工程で、裏面の毛羽立ちを抑えたり折り目をつけたりする際に水分を使うのですが、
その時にうっすらと黒いシミが出る事があって、それが正に泥染の原理。

前置きが長くなりましたが、ヌメ革はタンニンを多く含むので、
車輪梅の工程を省いて、直接泥の中に浸しておけば勝手に反応するんじゃないか?
という実験をしたのが2019年の春で、予想通りの結果を得られたという訳です。

そこから1年以上が経って、前談の黒豚革を手に入れたところに戻ります。
その素材をよりベストな形で表現するのに、金井くんの力を借りることにしました。

「鹿児島黒豚×奄美の泥染め」というフレーズだけ聞くと、
鹿児島の新特産品的なにおいがしますが、あまりそういう側面は考えていなくて、
単に良いもの面白いものが作りたいというだけ。

それを発表する場として、昨年のashがベストタイミングだったんです。
昨年のashでは、CALMAの岡本亮をディレクターに、HiHiHIの末田昌士、金井工芸の金井志人、RHYTHMOSの飯伏正一郎、4人で作り上げる企画展示を行いました。

その中で、展示を見るだけでなく、何か形として持ち帰れるモノを、
4人の合作で作れないかと言う事で、僕が提案して実現したのがこちら。

超数量限定のZip(L)Special仕様。
鹿児島黒豚からつくったヌメ革を、奄美の金井工芸で伝統的な泥染め。
RHYTHMOSの手仕事で代表作のお財布・Zipを製作。

展示ディレクターのCALMAディレクションによる特製zineが付属して、
HiHiHi製作のスペシャルサコッシュに入ってのお届け。
想像以上に超豪華な仕上がりになりました。

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