for kamichiku group 40th anniversary.

友人が繋いでくれたご縁で、鹿児島の食肉生産者・カミチクグループさんの記念品として、トレーとコースターを製作しました!

40周年、おめでとうございます。

カミチクさんは、牛の飼育だけでなく、牛の餌づくりから食肉の加工・流通までを自社で一貫して行なっていますが、今回はその牛たちの「皮」を「革」にするところからお手伝いしました。

鹿児島は全国トップクラスの畜産県ですが、県内産の牛や豚の皮を加工して使うということは、実は簡単な事ではないのが現状。

そんな地元産の素材を作りたいと、以前から少しづつ下準備を進めていて、過去には鹿児島県産黒豚の革を @kanaikougei で泥染し、お財布を作ったこともありますが、今回ありがたいことに、鹿児島県産黒毛和牛の素材を作るチャンスをいただき、カタチにすることができました。

繋いでくれた友人、一緒に取り組んでいただいたカミチクさんに感謝です。

今後も、継続的な素材作りに取り組んでいきたいと思っています。
色んなハードルはあるけれど、時間をかけてブラッシュアップしていくので、いつか県産レザーのアイテムが並ぶかもしれません。楽しみにしていてください。

for kamichiku group 40th anniversary.
not for sale

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「2月は逃げる」とはよく言ったものだと毎年のように思いますが、今年の2月はイレギュラーなお仕事も多く、黙々と製作に集中するうちに、あっという間に過ぎ去り、気づけば今日から3月。
今日の鹿児島は、春をすぐそこに感じる暖かさでした。

そんな先月のお仕事のひとつ。友人のアーティストCALMAの岡本亮くんが、松本建築芸術祭に参加するという事で作品づくりのお手伝い。RIMOWAのスーツケースに、革をピッタリと貼り込んだ作品は、今回で4度目の展示。毎回少しずつ数が増え、展示のパワーも増しています。

他にも盛りだくさんの2月だったので、少しずつご紹介できればと思います。
そして、ヨンナナキャラバン(47CARAVAN)シーズン2もようやくスケジュールが決まり、今年は4月からスタートし9県を巡回予定!2023S/S限定カラーのMirage/ミラージュも4月にリリース予定!と、これまた春も盛りだくさんですが、こちらの詳細も改めてお知らせしますね。
ちなみに「3月は去る」とも言うらしいので、置いて行かれないように頑張ります。

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第1回目から関わっているGOOD NEIGHBORS JAMBOREEの”本が発売”されました。
主宰の坂口修一郎さんは、先輩であり親友。本の企画段階から話を聞いていたし、少しだけどお手伝いもしました。
出来上がった本を手にして、あらためて12年に詰め込まれた色んな人の想い、シュウさんの想いをヒシヒシと感じます。

また、今回の書籍刊行に合わせて、記念グッズのブックマークを作りました。
ブックマークや本のご購入は、ご近所のOWLさんへ。

OWL
〒892-0842 鹿児島県鹿児島市東千石町14−16 1-2F
099-222-0357

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グッドネイバーズ・ジャンボリーの本
「ローカルを照らすコミュニティ・フェティバルの12年」11月24日より全国の書店で発売します。

鹿児島ではashのタイミングに合わせて、先行して鹿児島のみんなのジェネラルストアOWLでの販売が始まりました。

ジャンボリーの本を作るプロジェクトは、コロナ禍である去年から始まりました。GNJはピークだった時には2000人ほどの人が出入りするイベントでした。それからさらに拡大するかどうかの岐路に立っていたのはウイルスのことなどほとんどのひとが想像もできていなかった時。

でも直感的に僕らは大幅に規模をダウンサイズすることにした。その後にやってきたコロナウイルスでも歩みを止めずにいられたのはその前にフェスティバルの構造を見直していたからでした。

そんなコミュニティフェスティバルGNJはどうやってはじまり、いかにして12年間一度も止まることなく継続してきたのか。

それを初回から関わってくれている実行委員のみんなと振り返り出来たのがこの本です。僕らが感覚的にやってきたことを改めて言語化することには躊躇と困難もありました。足回りの経済的なことも可能な範囲で開示していたりして、ここまで手の内をあかしていいのかなとも思ったりもした。

でも、いま世の中の祝祭の形は、未だ収まらない感染症によって大きく変容を迫られています。惰性で続いていた祭りやイベントは淘汰され、本質的にやる意味があるかどうかを問われるようになっている。それでも人は集う生き物だし、祭りの本質は初期衝動で突き動かされるもの。ビジネスでも伝統でもなく、これから手弁当で走り出す人たちに僕らの12年間の冒険の物語が少しでも役に立つのであれば、その経験を差し出してシェアしようとしたのがこの本です。

とはいえフィジカルなメディアである本には盛り込みきれなかった事はたくさんあります。それはこれからこの本を抱えてあちこちに赴いて、僕の口から直接伝えるキャラバンをしようと思います。そこで出会った人たちとまた次のプロジェクトが生まれていく予感もあります。

どこかの本屋さんの書棚で見かけたらぜひ手に取って、興味を持ったら連絡をください。この小さな本を起点に新しい祝祭日のあり方について、みんなの場所で語り合う対話の渦が生まれたらいいなと思っています。その場がみんなのジャンボリーになるといい。もちろんその名前がジャンボリーである必要なんてありません。フランチャイズ的なビジネスモデルとは真逆の活動がグッドネイバーズ・ジャンボリーだからです。

この本はジャンボリーのプロモーションのために作ったものではありません。この本を読んでくれた人がみんな来たら今のジャンボリーはとっくにキャパオーバーになってしまう。ただ、その先に僕らの森の文化祭に興味を持ってもらえるのであれば、その時は森の学校で会いましょう。そしてグラスを傾け乾杯しましょう!

そんなことを想像しながらこの本を読んでもらえたら嬉しいです。

坂口修一郎
https://goodneighborsjamboree.com/2022/

Leather ball RHYTHMOS for CARGO

今の野球の基礎となった、19世紀後半のルールや服装でクラシックスタイルを楽しむ「ヴィンテージ・ベース・ボール」

そこで使われる、ちょっと変わった野球ボールのレプリカを試作して、去年の夏にinstaに上げたら、富山のお取扱店さんからお電話が。実は元甲子園球児のオーナーさんからオファーをいただき、廃棄される硬式ボールを再利用した特別なアイテムとして製作しました。

男性は、こういう用途が曖昧で何の役にも立たないアイテムが好きな人が多いですよね。
理由はないけど何だか好きなもの。そういうのも大事だと思います。

CARGO
http://cargo27.shop-pro.jp/?mode=srh&keyword=RHYTHMOS+for+CARGO

【like a sign dog.】RHYTHMOS x organ/original bag “yukipon”

ワンハンドルが印象的な、コロンとした小ぶりなバッグは、福岡のorganさんのために製作している、オリジナルアイテム。

このバッグを依頼されたのは、確か4年ほど前だったでしょうか。 
POP-UPイベントでお店にお伺いした時に、雑談の中で、「こんなバッグが欲しい。できればオリジナルアイテムとして販売したい」
と言うありがたいお話をいただき、それから1年近くかかってしまいましたが、ようやく形になり、販売にいたりました。

相手のイメージと要望を聞き、それをいったん消化する。
自分の得意なつくりや素材との相性をこね回す。
頭の中に出来上がったデザインを一気にカタチにして行く。

お取扱店のための特別なアイテムは、大体いつもそうやって生まれます。

”YUKIPON”と言う名前がついたこのバッグ。
その命名には理由があります。

organさんには当時、看板犬がいました。
黒いラブラドールの女の子で、人懐こくて賢くて、お店の雰囲気にもマッチした、素敵な看板犬でした。

最初の試作が出来上がってお届けした時、病に伏せていた彼女が亡くなったことを知りませんでした。
数日後にご連絡を頂き、その事実を知ったときは、思わず声を失ってしまいました。

うちにも看板犬がいます。毎日のように一緒に出勤するのも、organさんと同じ。
同じ愛犬家として、悲しみに打ちひしがれるだろうことは、容易に想像がつきますが、
きっと愛犬の死を目の前にした悲しみは、想像をはるかに超えるものだろうと思います。

そんな時に、僕から届いた黒い革で作ったそのバッグは、持ち手の取り付け部分が、ラブラドールの垂れ耳に見えたと。
一目で気に入って、すぐに販売したいとおっしゃって下さいました。

彼女の名前はユキ。
愛称だった”ユキポン”をそのままバッグの名前に。

いつかこんなお店にRHYTHMOSが並んだら…と思っていた素敵なお店と、こんなカタチでお仕事ができて、
意図したわけではなかったけれど、偶然にも大切な愛犬の面影に重ねていただき、思い入れのあるアイテムとなり、とても光栄です。

自分の作り出すものが、単なるモノとしての価値だけでなく、それぞれの想いやストーリーが重なり、誰かの大切なものになる。
と言うことを体感して、改めてモノづくりの仕事をしていて良かった思います。

organ
〒815-0033 福岡県福岡市南区大橋1-14−5
tel_092-512-5967
https://organ-online.com/

RHYTHMOS x organ/original bag “yukipon”
https://organ.shop-pro.jp/?pid=143355028

a day.

革が活躍するのはお財布などの日用品だけではなく、意外と生活の身近な場所に溶け込んでいます。例えば、来店する人が必ず手にするドアの持ち手。鉄のハンドルは冷たく手に触れるとヒヤッとしますが、それを革で包み込むことで手触りがよくなるだけでなく、年数が経つことで、お店の歴史を感じる革の持ち味が楽しめます。時折、友人の仕事のお手伝いをすることがありますが、コーヒースタンドがオープンする時に製作したので、かれこれ6.7年ほどでしょうか。。

肌寒い空気にふと秋の訪れを感じ、あたたかいお茶や珈琲が恋しくなってきました。秋がはじまっていく夜のにおいと虫の声は遠く懐かしいような感覚になります。

コーヒーソルジャー
https://coffeesoldier.com/home/

Leather-note

Leather-note for the relax-magazine.

2016年2月25日、1号限定で復刊された雑誌「relax」

当時、夢中になって読んでいた世代にとっては待ちに待った復刊だったのではないでしょうか?
代表の飯伏もその一人。今回はオリジナルのアイテム製作で関わらせて頂きました。製作時の端材を再利用して作られるリュトモスのセカンドライン[LEFTOVER]より、革表紙のノートにオリジナルのスタンプを押した限定アイテムです。代官山蔦屋書店と、渋谷parco part1 meetscalストアにて販売しております。

relax
http://www.relax-legacy.jp/

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