レフトオーバーは、リュトモスのセカンドラインで、主に製品を作る時に発生する端材を利用して製作されています。
牛をはじめ様々な皮革に共通することですが、革は一枚一枚、元は生きた動物からいただくものなので、大きさも表情も異なり、もちろん厚みにも個体差があります。
この理由から、製品をつくる時には仕様に応じてパーツごとに適した厚みに調整する必要があり、専用の機械で革の繊維層を2~3枚にスライスする「漉き」という作業が行われます。
革を漉く際、本来ならば必要とされない裏側はそのまま破棄されますが、動物の命を余すところ無く使用するというフィロソフィーの元、素材の特性を生かせる製品をセカンドラインとして考案しました。
細長のトレーは、一枚の平面的な革を、専用の木型を用いじっくりと時間をかけてプレスすることで、立体的な成型を可能としました。
マネートレーをはじめ、卓上のペントレーや、枕元のメガネトレーなど、日常の幅広いシーンで活用いただけます。