企画展「さつまもの・まちのシューレ963」


香川県・まちのシューレにて「さつまもの」に参加致します。
会期を3回に分けた今回、最後の3期目に、RHYTHMOS の革小物、reimiのミラー、ONE KILN の磁器、金井工芸の染色作品をご覧いただけます。

〈さつまもの〉
会 期 2019年4月7日(金)~7月26日(日)
場 所 まちのシューレ963
住 所 香川県高松市丸亀町13−3
電 話 087-800-7888

会期スケジュール
1期 4月17日(金)〜5月27日(水)
2期 5月30日(土)〜6月28日(日)
3期 7月1日(水)〜7月26日(日)

まちのシューレ963
https://www.schule.jp/news/2020/03/002049.html

【like a sign dog.】RHYTHMOS x organ/original bag “yukipon”

ワンハンドルが印象的な、コロンとした小ぶりなバッグは、福岡のorganさんのために製作している、オリジナルアイテム。

このバッグを依頼されたのは、確か4年ほど前だったでしょうか。 
POP-UPイベントでお店にお伺いした時に、雑談の中で、「こんなバッグが欲しい。できればオリジナルアイテムとして販売したい」
と言うありがたいお話をいただき、それから1年近くかかってしまいましたが、ようやく形になり、販売にいたりました。

相手のイメージと要望を聞き、それをいったん消化する。
自分の得意なつくりや素材との相性をこね回す。
頭の中に出来上がったデザインを一気にカタチにして行く。

お取扱店のための特別なアイテムは、大体いつもそうやって生まれます。

”YUKIPON”と言う名前がついたこのバッグ。
その命名には理由があります。

organさんには当時、看板犬がいました。
黒いラブラドールの女の子で、人懐こくて賢くて、お店の雰囲気にもマッチした、素敵な看板犬でした。

最初の試作が出来上がってお届けした時、病に伏せていた彼女が亡くなったことを知りませんでした。
数日後にご連絡を頂き、その事実を知ったときは、思わず声を失ってしまいました。

うちにも看板犬がいます。毎日のように一緒に出勤するのも、organさんと同じ。
同じ愛犬家として、悲しみに打ちひしがれるだろうことは、容易に想像がつきますが、
きっと愛犬の死を目の前にした悲しみは、想像をはるかに超えるものだろうと思います。

そんな時に、僕から届いた黒い革で作ったそのバッグは、持ち手の取り付け部分が、ラブラドールの垂れ耳に見えたと。
一目で気に入って、すぐに販売したいとおっしゃって下さいました。

彼女の名前はユキ。
愛称だった”ユキポン”をそのままバッグの名前に。

いつかこんなお店にRHYTHMOSが並んだら…と思っていた素敵なお店と、こんなカタチでお仕事ができて、
意図したわけではなかったけれど、偶然にも大切な愛犬の面影に重ねていただき、思い入れのあるアイテムとなり、とても光栄です。

自分の作り出すものが、単なるモノとしての価値だけでなく、それぞれの想いやストーリーが重なり、誰かの大切なものになる。
と言うことを体感して、改めてモノづくりの仕事をしていて良かった思います。

organ
〒815-0033 福岡県福岡市南区大橋1-14−5
tel_092-512-5967
https://organ-online.com/

RHYTHMOS x organ/original bag “yukipon”
https://organ.shop-pro.jp/?pid=143355028

Clean your leather goods at HOME.

ウィルス感染拡大による自粛生活の中、家での過ごし方もマンネリしてきた頃ではないでしょうか?
全ての皆さまに少しでも早く日常が戻ってくる事、そして今現在の健康を心から祈りつつ、ご自宅での過ごし方の一つとして、「革製品のお手入れ」について書いてみようと思います。

一人の革職人として何ができるのか、何が正解かはわかりませんし、こんな情報でウィルスに勝てない事は百も承知ですが、ネガティブな情報だけでは心が病んでしまいます。笑って外出できる日のために、お気に入りの靴やバッグなど、綺麗にメンテナンスしておきましょう!

Vol.1
革製品のお手入れについて、よく質問されるのが「何を使えば良いか」です。
目的や用途によってお勧めするケア用品は変わってくるのですが、どんな目的にしろ「何を使うか」の前に全てに共通して大切なポイントがあります。

それは「まず汚れを落とす」という事。当たり前のようですが、意外とこれが出来ていないというか、お手入れの落とし穴的なポイントなんです。しっかりと汚れを落とさずにクリームやワックスを塗ると、汚れを塗り固めて、落ちにくくしてしまうんです。

女性の方ならわかると思いますが、メイクを落とさずに化粧水や乳液はつけないですよね?

革製品も同じです。ぱっと見では、汚れていないように見えても意外と汚れているもんです。
靴ならば、泥がついたり埃がついたりが分かりやすく目につくと思いますが、お財布などの小物は、そういう汚れがつく事は少ないので、汚れていないと勘違いしやすいのですが、目に見えない汚れがついています。
その正体はズバリ「皮脂汚れ」。もっと分かりやすく言うと「手アカ」です。

お財布などは普段、手で持って使うので手の油分が擦り込まれ、ある意味では天然の油分補給になっているので、「使うことが最大のお手入れですよ」と話したりするのですが、そのままで良いかと言うと話は別です。気づかないうちに、革の表面に手アカなどが少しづつ蓄積されて、ベタつきの原因になったりするので、定期的なお手入れが必要になります。

ただ、厄介なのが手アカが表面に蓄積すると、艶が出たように見えるんですね。ガシガシ使い込んで、良い味になって来たと勘違いさせてしまうんです。でもそれは革そのものに艶が出た訳ではなく、皮脂が塗り固められて出た艶。これをしっかりと落としながら、適度な油分で潤った状態を保つ。これがお手入れの最大のコツです。

では、その汚れをどうやって落とすのか。

市販の皮革用汚れ落としクリーム等を使うのもありなのですが、どうしても成分が強いので、革の染色方法や素材によっては、
革の色まで落としてしまったり、変色してしまう可能性もあるので要注意。中性洗剤を薄めたものや、消しゴムを使って汚れを落とす方法もあるのですが、こちらも同様の注意が必要です。こういったものを使う場合は、必ず目立たない部分で試してから。

そんな心配が必要ない一番手軽な方法が「水拭き」です。かなりシンプルですが、これで結構落ちるんです。
革を水で濡らしても良いの?と思われる方もいると思いますが、びっしょり濡らす訳ではないので問題ないです。

そもそも、革は水に濡れることがNGというよりは、濡れ方やその後のケアが問題がであって、水分そのものがNGというのとは、少しニュアンスが違うんです。水に濡れてしまった時の処置については、また別で書きたいと思います。

さて、ようやく具体的な手順を。

お財布のお手入れを前提に説明していきますが、靴やバッグなど、他の革製品でも大きな差はありません。
お財布の中は事前に空にして、型崩れを防ぐために、中に新聞紙やキッチンペーパーなどで詰め物をしておきます。

まずは、キレイな柔らかい布(キッチンタオルや雑巾などでOK)を用意し、水で濡らして、しっかりと固く絞ります。
革の表面を端の方からしっかりと拭いていきます。あまりゴシゴシと強く擦らないように注意。
少し拭いて布を見たら、きっと真っ黒だと思います。もし、革の色が移っていたとしても、水拭きで移る程度の色落ちは問題ありませんので、ご心配なく。

特にマチの隙間や、縫い目の周り、パーツが重なっている段差の部分などは、布の角などを使って、丁寧に拭き上げて行きます。拭き終わると、革の表面がマットになり、少し湿っているので黒ずんで見えるかも知れませんが、乾くと元に戻るので大丈夫。

ちなみに、この「水拭き」は表面についてしまった爪などによる、細かい引っかき傷を軽減する効果もあります。
乾燥した肌を爪で引っかくと、白っぽくあとが残りますよね?そんな時はクリームなどを塗って保湿すると思いますが、革も同じなので、潤いを戻すことで軽減されるんです。

さて、次はその水分をしっかりと乾燥させます。

乾燥は、風通しの良い場所で陰干し。これ鉄則です。ドライヤー等での強制乾燥、天日干しなどは、過度の乾燥が進み、ひび割れの原因になります。一度ひび割れしたら、元に戻すことは出来ませんので要注意。湿度にもよりますが、30分程で乾き黒ずみも無くなると思います。水分が乾燥する時に、革の油分も一緒に奪ってしまうため、少しカサついた感じになっているかも知れません。

汚れを落としたら、次は油分の補給。

Vol.2
油分補給には、オイル・ワックス・クリームと様々な種類のケア用品があります。それぞれに特徴があって、目的別に使い分けるのが理想的。

オイルは油分の浸透性が高く保湿に向いていますが、艶出しの効果は少ないです。ワックスは逆に、艶出し効果が高く防水性などに優れますが、保湿力は弱め。クリームはその中間の良いとこどり。という感じです。なので、初心者にオススメなのはクリームか乳液タイプ。かつ無添加・無着色のものをお勧めします。

僕がお勧めしているのはドイツ生まれのTAPIR製品。天然成分のみで作られているため、手で直接塗っても大丈夫なぐらい、革にも人にも優しいケア用品で、RHYTHMOSのshopでも販売しています。
余談ですが、リュトモスのオリジナルワックスを試作中なので、完成したらまたお知らせしたいと思います。

本格的にお手入れしようと思うなら、いろんな種類のものを使い分けるのが一番です。今回は、オイルとワックスを使い分けるパターンで説明しようと思います。

オイル等の他に用意するのは、乾いた柔らかい布3枚。着古しのTシャツをハンカチ大に切ったものが使いやすいです。
オイル用とワックス用に1枚ずつ。もう1枚は乾拭き用です。

オイルはつけ過ぎると、染みになることもあります。少ないと感じるぐらいの少量を布にとり、布を揉んでなじませます。
革の一部だけに染み込まないよう、全体にうすーく伸ばしていきます。浸透性が良いので、表面にうっすらと塗るだけで十分です。一度塗ったら、少し休ませてオイルを馴染ませます。

10分ほど置いて、まだカサついた感じがあれば、もう一度オイルを塗って、また休ませます。
休ませた後に表面にオイルが少し残っていたら、十分に油分が入った証拠です。表面に残った余分なオイルを拭き取って、次はワックスで艶出し。

ワックスはミツロウなどを主成分にしたものがお勧めです。ワックスの成分が革の表面にとどまり、保護膜を作ってくれるので、汚れもつきにくくなり、ロウの成分で防水にもなります。

ワックスは固形で取りずらいので、布を指に巻きつけるようにすると、革に塗る時も作業しやすいです。オイル同様、全体に薄く伸ばしながら塗っていきます。革の表面に塗りムラが出ると思いますが、ここでは気にせずOK。広い面だけでなく、細かいパーツの隙間や縫い目などにも擦り込んでいきます。

全体に塗り終わったら、また少し休ませます。今度は短めに3分ぐらいで大丈夫です。

次に、布のワックスがついていない部分を使って、表面のワックスを拭き取っていきます。擦り込みつつ、余分なワックスを拭き取っていくイメージ。全体を拭きあげたら、最後の仕上げです。

乾拭き用の布を使い、革の表面を力を入れずに優しく乾拭きしていきます。
だんだん艶が出始めるので、全体的に艶が出るまで繰り返します。

最初の汚れ落としが出来ていないと、この膜の中に汚れを閉じ込めてしまうので、どんどん汚れは取れなくなっていきます。
きちんとメンテナンスできていれば、ワックスの保護膜によって、汚れがついても落としやすくなります。

汚れを落とすことも大事ですが、その前に汚れがつきにくくする事も、革製品を良い味わいに育てる大事なポイント。
仕上げに防水スプレーなどを使うのも効果的です。使用する場合は、革製品に直接ではなく、布にスプレーしたものを、全体に薄く伸ばしながら塗る方が均一に塗ることができます。

お手入れが終わったばかりの革製品は、油分で少し柔らかくなっています。すぐに使わずに、一晩寝かせてから使うぐらいがベストです。

お手入れの間隔は革のコンディションにもよるので、乾燥していないか、湿気を帯びていないか、こまめに手で触り、目で見てチェックしてください。

メンテナンスに関して、神経質になる必要はありませんが、ちょっとした時間が取れた時、ふと思い出した時には、きちんと汚れを落として、油分を補給する。慣れれば簡単です。

そうやって毎日使い、定期的にお手入れをしてあげれば、革という素材は100年でも使い続けられます。

もちろん、縫い目のほつれや金具の不具合なども出てきます。そんな時は、ぜひ工房にお持ちください。リュトモスの製品は全てリペアが可能です。リペアの際には、メンテナンスも合わせて行います。

まずは、自分でのメンテナンスに挑戦して見てください。わからないことがあれば、いつでも相談してください。永く使い続けてもらう。それが一番嬉しいことです。

shop info


ウィルスの感染拡大は、今だに収束の見えない状況ではありますが、私たちの住む鹿児島では、この連休が終わるのを待って営業を再開するお店もちらほら。引き続き、感染症対策には十分気を配っていくことを大前提として、リュトモスのShopも、明日から通常通りの営業に戻そうと思います。

感染予防と経済活動のバランス。
どの選択が正解なのかは分かりませんが、今は、自分たちにできることを粛々と。

5月7日(木)より
OPEN 12:00_18:00
CLOSE Tue & 3rd Mon.

We received a new shop card.Thanks for @papierlabo.tokyo

新しいshopカードが出来ました。SNS等の普及で、ショップカードというモノの必要性が薄くなっているような気もしますが、やはりリアルな質感というかそこに存在する「モノ」って大事だなと改めて実感します。そんな中、緊急事態宣言を受けリュトモスのショップは25日からお休みしてます。新しいカードを配れるのはGW明けになりそうです。お休み中も、工房ではいつもと変わらず製作してますので、リペアのご相談や商品のお受け取り、春のギフト等、ご用の方には対応しますのでご連絡くださいませ。

RHYTHMOS
099-213-9012
shop@rhythmos.co.jp
臨時休業:4月25日(土)〜5月6日(水)